飛沫防止

マスクも換気も大切!美容室の飛沫感染対策

マスクも換気も大切!美容室の飛沫感染対策

新型コロナウイルスは、対人距離2mを確保すると飛沫感染をある程度防ぐことができるといわれています。
いわゆる、密接を避けることが重要な対策です。

しかし、美容室業務はお客様と至近距離で話をしたり、お客様に直接触れることを避けられません。
そうした業務に不安を感じている従業員も多いのではないでしょうか。

経営者の皆様も、感染防止対策と技術提供のしやすさ、居心地のよい美容室づくりのバランスをどうとるべきか、悩んでいることと思います。

そこで、美容室としてできる飛沫防止策をまとめました。
まずはお客様・従業員双方が安心できるお店作りを心掛け、対策を打ちましょう。

飛沫感染とは

飛沫感染とは
感染者の飛沫(くしゃみ、咳、唾など)と一緒にウイルスが放出され、他者がそのウイルスを口や鼻などから吸い込んで感染すること(厚生労働省HPより抜粋)を指します。

防ぐためには、くしゃみや咳はもちろん、普段の会話でも唾を空気中に飛ばさないことです。
なお、一部報道ではより細かい粒子となったウイルスが、くしゃみなどで空中に放出され、感染力を有したまま空気中を浮遊する可能性が高いことも指摘されています。

美容室内での飛沫防止に有効な策

美容室内での飛沫防止に有効な策
実施している美容室も多いかと思いますが、その対策が適しているかどうかは美容室の広さや従業員の人数によっても変わります。
飛沫感染対策と一口にいっても、その目的ややり方は様々です。
どんな対策が自分の美容室に適しているか、実行できそうかシミュレーションしてみてください。

換気

飛沫や、空気中に浮遊する可能性のあるウイルスを室外に排出するために行います。
少なくとも1時間に2回以上、数分間、部屋の対角線上にある窓同士を開けて室内の空気を入れ替えます。

構造上、窓が一方向にしかない場合は、窓に向かって扇風機を稼働させると効率的に換気できます。
真夏や真冬にエアコンをつけている場合は、一時的に効果が弱まる場合がありますが、エアコンの電源を切る必要はありません。

また、時期によっては適切な室温を維持できなくなってしまいます。
あらかじめお客様に体温調節しやすい服装でお越しになることをアナウンスするのもよいでしょう。

感染防止の観点からブランケットの貸し出しをやめ、お客様に持参していただくようにしている店舗もあるかもしれません。
しかし、外からウイルスを店内に持ち込むことにもなりかねないので注意が必要です。

マスクの着用

マスクは、飛沫吸引を100%防ぐことはできません。
あくまでも、自分の飛沫を外に広げないために着用するものです。

どうしてもお客様との距離を1m以上保てない施術中、はマスクの着用を呼びかけましょう。
特にカウンセリングなど、絶対に会話が必要な場面では必須です。

また、耳や輪郭周りをカット・カラーする際は気になってしまうかもしれません。
実際に、マスクを着用したままカラーをしたらマスクの紐が染まってしまい大変だった、という話もあります。

対策としては、別のマスクを用意することが現実的です。
お客様が来店時に着用していたマスクを外してもらい、店舗で用意したものに付け替えて施術を行うという対策を取っている店舗があります。
外したマスクを適切に処置すること、お客様のマスクを保管するマスクケースの用意もお忘れなく。

フェイスシールド

フェイスシールドは、マスクの着用が困難な場合に、マスクの代わりに着用することを推奨されています。
ただし、マスクのようにウイルスを含んだ飛沫を防ぐ効果についてはあまり認められないことが判明しました。
顔の下部分など、空いているところから飛沫が漏れてしまうことがわかっています。

ただし、目の粘膜などを飛んできた飛沫から保護することには一定の効果があるとする研究結果もあります。
加えて、耳の不自由な方とコミュニケーションする必要がある場合には、口元が見えるフェイスシールドのほうが望ましい、というように、フェイスシールドのほうが適している場面がないわけではありません。
フェイスシールドだけではなく、マスクと併用しながら状況に応じて使えるのが望ましいでしょう。

アクリル板・ビニールカーテン

アクリル板、ないしビニールカーテンの設置も、飛沫対策として考えられる対策です。
レジ付近など、対面での会話が発生する可能性が高い箇所に設置している方も多いのではないでしょうか。

仮に対面で咳をした場合、大きなしぶきは咳をした人のすぐ近くに落ちます。
しかし、小さなしぶきは霧のように数十メートル飛ぶ、という研究結果も発表されています。

レジカウンターに設置する場合は、お客様とスタッフの顔を十分に覆える程度の大きささが必要です。
高さが足りない場合、かえってしぶきを遠くに飛ばしかねないので注意しましょう。

いずれの対策も、何か一つを行えば問題ない、というものではありません。
飛沫感染対策をとっても、接触感染に対するリスクは残ったままです。
対人距離を保つ、手洗いを行うなど、いくつもの有効な対策を掛け合わせて行うことが大切です。

まとめ

・飛沫感染は、感染者の咳やくしゃみ、唾を吸入してしまうこと
・空気中にウイルスが浮遊する可能性もあり、注意が必要
・店舗の規模に応じた対策を取る
・何か一つだけを行うのではなく、いくつもの対策を掛け合わせる

感染リスクはもちろん、対策の目的も正しく把握することで安心感は格段に上昇します。
スタッフ・お客様に協力を仰ぎながら、安心できる美容室づくりを目指しましょう。

保育園、福祉施設などでの導入実績多数!オゾン発生器エアフィーノ詳しくはこちら

ホテル・医療機関で多数の導入実績を持つオゾン発生器剛腕詳しくはこちら