飛沫感染対策

【お役立ちニュース】コロナ第3波の傾向と予測 書き入れ時の美容室はどう対応する?

新型コロナウイルスの新規感染者数が過去最高を記録しました。
感染ピーク第3波と言って差し支えない状況です。

7月終わりから8月にかけての「第2波」との違いは何なのか。
そこから、これから美容業界における「書き入れ時」を迎えるにあたって注意するべきこと、対策するべきことをまとめました。

数字で比較する第2波・第3波

2020年11月14日に、全国の新型コロナウイルスの新規感染者数が1,736人と、これまでの過去最高人数を更新しました。
10月下旬には500人ほどから、半月の間に倍以上の数字を記録しています。
このことからも、急激に感染者数が増加していることがわかります。

NHKではこの急激な感染者の増加を第3波と定義し、第2波と数字を比較しました。
以下は、NHKによるまとめを参考に作成した、東京都内の新型コロナウイルス感染者数の割合を年代別に比較したものです。

東京都の感染者数割合比較

年代別

年代別に見てみると、7月は30代以下が全体の70%以上を占めていました。
一方11月は、20代から60代以上まで、平均的に20%前後の感染者が分散しています。
60代以上の高齢者は、7月と比較して2倍上の割合になっていることも見逃せません。

重症者数

重症者の数も、感染拡大と同じような傾向がみられます。
11月に入ってから急激に増加し、こちらも夏の感染拡大時のピークを越える人数がカウントされています。

数字からわかること

7月から8月の第2波では、大都市圏の接待を伴う飲食店、職場、家庭内と感染が拡大する場所がある程度特定できていました。
どちらかというと人口の多い場所で、若い人たちの行動様式を起因として感染が拡大していたことを専門家が指摘したことは記憶に新しいのではないでしょうか。

しかし、今や感染者の年代に偏りはなく、感染が拡大している場所も特定の業種・場所ということもなく、多様化しています。
また、気温の高い第2波の夏の時よりも、感染拡大のスピードが急であることもわかります。

第3波 これからの感染拡大予測

さらに、Googleは新型コロナウイルス感染拡大の予測データの公開を始めました。
28日後までに予測される死者数・陽性者数などを、都道府県別に把握することができます。
感染拡大の傾向をAIに学習させ、その結果を表示しているものです。

Googleの今後28日間の新型コロナ陽性者数予測
都道府県別陽性者数予測
人口100万人当たりの都道府県別陽性者数予測

あくまでも「予測」であり、絶対にこの通りになるというものではありません。
Googleはあくまでも、公的機関や医療機関のために参考情報として公開している、としています。

その点を踏まえてこのデータを見ていくと、11月19日閲覧時点で、今後予測される陽性者数が全国で51,000人を超えると予測されています。
都道府県別にみると、人口が多い東京、大阪、愛知や神奈川をはじめ、北海道や埼玉、千葉などの大都市圏およびその周辺地域での陽性者数が多くなる予想です。

しかし人口100万人当たりの予測で比較してみると、決して大都市圏だけに集中して感染者が増加する予想ではないことがわかります。
このように、今後も地域や年代にとらわれず、あらゆる場面において新型コロナウイルスに対する強い警戒が必要だと言えます。

第3波と美容室の書き入れ時の備え

最悪の事態を想定したプランを策定しておこう

予測ではあるものの、陽性者数50,000人は、春の緊急事態宣言のころと比較すると5倍ほどの数字。
予測通りに感染者数が増加すれば、様々なリスクが待ち受けています。

特に、年末から年明け、成人式などを控え美容室の繁忙期。
書き入れ時ともいうべき時期に、従業員やその家族に感染者が出てしまっては、本来できたはずの業務が滞ってしまう可能性もあります。

今のうちに、最悪の事態を想定した備えが求められます。
特に、人のリソースのやりくりは備えておくことで、いざという時に慌てず対応ができるはずです。

成人式準備で起こる「密」を避けるために

密を避け、工夫して成人式を開催する自治体も多数見受けられます。
すると、必然的に美容室にも人が集まる状況が予測できます。

感染者が増加の一途をたどるという予測の中で、やるべきことはこれまでと同様に「基本の感染対策を徹底」することです。
密を避ける、マスクを着用する、手指の消毒をする、体温の計測を行うなど、基本の対策を工夫して行いましょう。

オゾンや光触媒を使って、空気中に浮遊するウイルスを含む飛沫を不活化させることも有効です。

人が集まる空間では、空気の流れが妨げられてしまうことからどうしても換気が通常通りにいかない場合があります。
こうした場合に、空気中のウイルス排除を補助する役割としてオゾン発生器があると少し安心です。

もちろん、換気・オゾンのどちらかに偏ることなく、どちらも十分に行う必要があります。

また、成人式の着付け・準備の場合は特に忙しく、感染対策がおろそかになりがちではないでしょうか。
手指消毒、マスクなどは個人に依拠する感染対策で、その徹底具合は1人1人に委ねられます。
もちろん、それを監督する責任のある方もいらっしゃると思いますが、忙しい場面での徹底は難しいでしょう。

すべての人に感染対策を徹底するように伝えることに加え、換気、オゾン発生器や光触媒を組み合わせてウイルスが蔓延しない環境を作ることが大切です。

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まとめ

緊急事態宣言から半年以上が経過し、新型コロナウイルスとの付き合いも長くなってきました。
付き合いが長くなるとどうしても気の緩みが出てきます。
様々な要因に加えて、人々の気の緩みが感染拡大を助長することは言うまでもありません。

基本の感染対策を徹底することが、感染拡大を防ぐための何よりの手段です。
これまでの数字、今後の予測を見て、改めて何をするべきなのかを考え、行動していきましょう。

参考:
・「【データで見る】“第3波”第2波との違いは 新型コロナ」(NHK WEB)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20201117/k10012716911000.html?utm_int=detail_contents_news-related_002
・Google COVID-19感染予測(日本版)