除菌・消毒

【お役立ちニュース】新型コロナは「インフルより長く生存」、冬の対策が肝

オーストラリア連邦科学産業研究機構(CSIRO)傘下の研究所、豪疾病予防センター(ACDP)の研究チームは、複数の素材に付着させた新型コロナウイルスの生存期間と気温の変化の関係について調査した結果を明らかにしました。

新型コロナウイルスの生存期間

ACDPの発表

それによると、通常の室温に近い環境下(20℃)において、紙、ステンレス、ガラス、ビニールの表面上で28日後にもウイルスの生存が確認できたということです。
この実験には上記の素材に加えて木綿も対象とされましたが、木綿は14日目までウイルスの生存を確認できたとのこと。

さらに、気温が30℃、40℃と上昇するほど、生存期間が短くなったという結果も発表されました。

ちなみに、インフルエンザウイルス(H3N2型)でも同様の実験を行ったところ、最長生存確認期間は17日だったそうです。
このことから、新型コロナウイルスがインフルエンザウイルスよりも、より生存能力の高いウイルスであるといえます。

新型コロナウイルスがより長く生存する冬に向けて

実験が日常生活と完全に同じ環境下というわけではありません。

特に、この実験は暗室下で行われていますが、新型コロナウイルスが紫外線(UV)によって死滅することはすでに証明済みです。
そのため、実際にはそのほかの環境要因も重なってもう少し生存期間が短くなることが考えられます。

しかし、2週間~4週間、ウイルスの生存が確認できたこと、気温とウイルスの生存期間が関係あることを見逃すことはできません。

気温が低くなる冬に向けてますます接触感染対策の重要性を訴えていく必要があります。

それどころか、外出した後の洋服や鞄、店舗の各設備などにも一層気を配って対策を行うことが求められます。

様々な感染経路を想定したウイルス対策を

物の表面についたウイルスの対策

店舗内の設備は、接触頻度の高い場所を中心に行うこまめな消毒作業が何よりの対策になります。

製品評価技術基盤機構(NITE)が発表している「ものの表面に付着したウイルスを不活化させる薬剤」に基づいて消毒を行いましょう。
アルコール消毒の他に、次亜塩素酸水も有効であるとしています。

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冬の到来に向けて備えておくのも良いですね。

飛沫や空気感染にも対策を

こちらの記事でも紹介した通り、飛沫の拡散は湿度との関係が明らかになってきました。

冬に向けて、飛沫も重点的な対策が必要な感染経路の一つです。
加湿器の導入やオゾン発生器の導入、そしてもちろん換気など、これまで行ってきた感染対策を継続することが何よりも重要です。

弱酸性次亜塩素酸水シックシャット

参考:
・BBC NEWS JAPAN「新型ウイルス、紙幣やスマホの表面で28日間生存=豪研究機関」
https://www.bbc.com/japanese/54504127
・Forbes JAPAN 「新型コロナはインフルより「長く生存」。感染対策は複数必要」
https://forbesjapan.com/articles/detail/37557/1/1/1