理化学研究所によると、世界最高の計算速度を誇るスーパーコンピューター「富岳」を用いて飛沫の拡散に関する最新の研究結果が発表されました。
今回発表されたのは以下の通りです。
・話をする人の横にいる人は、正面にいる人よりも約5倍の飛沫を浴びる
・湿度が低いほど飛沫が拡散しやすい
4人掛けの机にそれぞれ座った形を想定すると、話をしている人の斜め向かいに座っている人が一番飛沫を浴びる量が少なく、正面に座っている人の4分の1程度。
対して、話をしている人の横に座っている人は正面の人の約5倍もの飛沫を浴びているとのことです。
また、部屋の湿度によっても飛沫の拡散程度が変化することがわかりました。
湿度90%の場合、湿度60%の時と比較して飛沫が下に落ちる量は2倍ほど。
湿度が30%の場合、口から出た飛沫は乾燥して小さくなり、大きさ0.5マイクロメートル以下の空気中を漂う微粒子(エアロゾル)となって拡散しました。
湿度60%の時と比べて、1.8メートル先に届いた飛沫の量は2倍以上にもなったとのことです。
理化学研究所によれば、部屋の湿度は70%程度に保つのが適切とのこと。
座る位置や換気にも気を使う必要がありそうです。
美容室でできる飛沫感染対策
座席の位置や目線を工夫する飛沫対策
美容室では、やはり気になるのは座る位置。
隣の席との距離が近いほど、飛沫が拡散し感染のリスクが高まります。
座席は一つおきで使用する、カウンセリングの際はマスク着用の上、お客様と隣り合うことが無いようにするなどの配慮が求められます。
飛沫が下に落ちることを考えると、できるだけお客様と同じ目線でお話ができるとよいですね。
施術フロアのみならず、休憩室も要注意。
狭い休憩室で複数名が机を囲んでいる場合は特に気を使う必要がありそうです。
空気中に漂う飛沫対策
また、これからの時期は空気が乾燥し、飛沫が空気中に浮遊する可能性が高まります。
換気やオゾンによる空間除菌など、飛沫感染に対する対策強化が一層求められてきますね。
もちろん、加湿器での乾燥対策も有効です。
不特定多数が出入りするからこそ、店舗内環境を整えておくことが求められます。
安心してお客様に来ていただける美容室、安心して働くことができる美容室を目指しましょう。
空気清浄ならオゾンで
換気をしたり、お客様の出入りがあるので70%の湿度を保ち続けるのはなかなか難しいですよね。
空気中に漂う飛沫を素早くキャッチし不活化するならオゾンがオススメ。
低濃度のオゾンでも十分に新型コロナウイルスに対する不活化効果があるので、営業しながらウイルス対策を行うことができます。
もともと、インフルエンザ対策で福祉施設や保育園に導入されていることから、その効果と安全性はお墨付き。
withコロナの時代に必須の感染対策ソリューションです。